生活クラブに 
 頭(アタマ)から入る人
口(くち)から入る人

生活クラブに入る人は、そのどちらかに分類できる


たまに、「トモダチとのお付き合いで」入ってくるような人もいるが、
そういう理由だけで続けられるほどなまやさしいトコロではない。


口(くち)から入る人
友人や知人の家で、あるいは試食会などで生活クラブの消費材を食べる機会があり
おいしい!から加入した人
「私はケチャプではいった」「イカが新鮮なのではいった」「あの豚肉を食べたらスーパーのはまずくて」
という話は枚挙にいとまがない(大げさかな?)。舌で判断して加入する主婦は、
そしてたいては料理が上手です。とてもマトモです。まっとうです。


頭(アタマ)から入る人
たまにいるのだ。こういう人が。
「やっぱり人間まともな食べ物を食べなくちゃならないわ」
「食品添加物や保存料や放射性照射食品や遺伝子組換え食品なんて食べてはいけない!」
と、食の安全性に目覚めて加入する人がいる。


”のびハハ”は後者でした。アタマデッカチだったのです。
「 美味しんぼ 」(マンガ)は愛読書でした。
しかし
加入した当初は生活クラブの豚肉は1キロ単位の塊か、500グラム単位ののひき肉しかなかった。
頭デッカチで料理知らずののびハハは、しょっちゅう豚肉を腐らせた。
最近では生活クラブも見違えるくらい加工食品の品目も増えたものの、
生活クラブが扱う消費材は長いこと素材一辺倒だったので、
本当に、家で三度の御飯を作って食べる腕のある人でなければ、
つまり「食べる力」がある人でなければ続けられないと知ったときは後の祭りだった。