これはネットで知り合った β さん(匿名希望)による
CAPワークショップの感想です。
掲載を承諾していただき、有難うございました。


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 個人的なことですが、ウチの息子5才の経験から やっぱりCAPはスゴイと再認識しました。
 
未就学児のCAPワークショップに参加させたのですが それまで、ちょっとしたいじめを受けており 親としては毎日 「お母さんも先生も味方だよ。いつでも力になるよ。 先生に言ってもいいんだよ。 お母さんが先生にお手紙を書いてあげようか。」 と言い続けていたにもかかわらず、本人は 「いい。我慢する。」

  ところが、CAPのワークショップを見た次の日の朝 いつものように「お手紙書いてあげようか?」 「うん」
 もう、親としては舞い上がって、幼稚園の先生にもしっかり この初めての「うん」の意味の重さを口頭でも伝え 翌朝、手紙を持たせて登園。
 先生と息子、相手の子の3人で話あい、万事解決。 その日以来、「行きたくない」がやっと消えました。

  親だって、CAPと同じことを言っているつもりなのに ロールプレイを仲間とともに見ると心への入り方が 違うのでしょうか?

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 (本人による追記)

  さらに面白く付け加えるとすれば
あの時、我が子はCAPのワークショップをゴロゴロ床を転がりながら 受けていて、同席していた親としては
  「この野郎!真面目に聞け!」 と「なんてうちの子は人の話が聞けないんだろう!」 「情けない!」といろいろな感情が交錯していたのでありました。

 でも、正座してなくったって、子どもは体(?)で 聞いているんですね。

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管理人による付記

CAPプレーヤーの方から時々指摘を受けてますが
「 CAP子どもワークショップは原則として、保護者の参観は禁止」されてます。

(しかし実際には、自分の地域でCAPを企画しようという実行グループの核メンバーになろうという人は、自分が把握していないモノを他人に説得力をもって勧めることができないので、子どもワークの見学を是非させてほしいという場合もあると思います。βさんの地域の実施がどういう場合だったのかは知りませんが、こっちでも、公民館では「親が大人講座を受けた場合だけ、子どもがCAPを受けられる」という原則を貫くのは難しくなるなどの点も少なからずあるので、CAPを厳密に運用するべきだという方には目をつむっていただきたい場合も、地域によっては出てきます。すいません、お目こぼしを。)


参観禁止の理由は、子どもたちが背後からの大人の視線を意識して、ワークショップに集中することができなくなると困るからではないでしょうか。

あるCAPプレーヤーさんの話では
以前、子どもワークショップで親の参観を許可したことがあったとき、ワークショップの途中で、突然後ろからと親がつかつかと子どもの横へ行き、「まじめに見なさい!」と、子どもを叱り飛ばしたということがあったそうです。以来、「保護者の参観は、絶対に遠慮してもらう」ことにしているとか。

(「まじめに見なさい!」というのは、”親”としてCAPへの思い入れが強すぎた余りの行動ではないかと私は思う…。しかし逆効果ですよね…。
βさんはよくガマンしましたエライッ! (,_'☆\ バキ)

βさんの言うように、子どもは不真面目に見てるようで、案外ちゃんと受け止めていたりするのだと、そのCAPプレーヤーさんも話されていました。少なくとも、自分の子どもの受けているワークショップの見学だけはやめたほうがいいようですね。

(2001,3,18)