マップ作成、販売、PR … こぼれ話


 最初のマップを作るとき、何が困ったかというと、マップに掲載したい箇所(お店や公共施設)に行って取材する際、「こういう冊子にのせる予定です」と言って説明することができなかったことだ。
 見本がない、当たり前だ。
 どういう団体が何の目的で作るのか、何に利用されるのかと警戒するところもある。
 幼稚園,保育園へのアンケートでは、マップの会の会員が行ける範囲にある園にはメンバーが分担してに直接園に行きアンケートを渡して説明した。

 ある幼稚園には、赤ちゃんを連れたαさんがアンケートを持って行った。
 が、最初に応対した先生がそこで別の先生を呼び、その先生がまた別の先生をよび、気がついたらたくさんの先生に囲まれていたそうだ。あげく園長先生まで出てきて先生達があれこれ話し合いをはじめたが、結局園長先生らしき人が「こういうものには答えられません」と言って、その場でアンケートをαさんに返したという。

園の園長さんと経営者が異なる園だったのだろうか?
(そういう園は神経質になると聞いたことがある)
マップの会がうさんくさいものに思われたのかわからない。
しかしその園はマップ改訂版を作るときのアンケートにも返答がなかったので、
もともと部外者には非協力的な園だったのではないかと思う。

マップに市内の全部の私立幼稚園のアンケート結果が載ってないのはそういうわけです。



   図書館の職員様へ
マップを「郷土資料」にしないで下さい(^_^;)
 できあがった図書館へマップを持って行き「図書館に育児マップを置いてほしい。誰でも借りれるように」と、
話をすると、当初、「2階の郷土資料のコーナーに置くことならできます」と言われた。
 (がくっ…)
 別名、受験生の部屋とも言われる2階の閲覧室の資料の中に育児マップが置かれても、埃を被るだけではないのか…。これではマップを寄贈しても無駄になるのでやめようかと話し合っていたところ、その後図書館内でも検討され、絵本や児童書などの子供の本のコーナーに、補強カバーが施されたマップがおかれるようになった。そこは幼児を連れて図書館に来る保護者の目にふれるコーナーである。

 のちに、図書館だよりでもマップを巻頭で紹介していただいた。有難うございます。

付記 00年4月某日
 昨年開館した東部図書館に行った。育児マップはなかった。
検索コーナーで「育児マップ」と入力してみた。「本の名前の一部でさがす」で探したが「ありません」だった。
 (がぁぁん)
東部図書館が開館した後に更新マップを市内の図書館のモト締めの中央図書館に何冊か持って行っている
ハズなのだが…。
職員が入れ替わるとき、引き継ぎがされなかったりということもままあるので、やっぱり時々マップのメンバーで、確認したほうがいいのかな。(そこまで出来ないとの声あり)

児童館にマップをおいてもらった場合は、そのうちなくなっている。
(持って帰る人がいるらしい)
冊子がなくなっても職員の方は気づかないし、ましてやマップの会のメンバーに「なくなったので新しいのを」という電話を入れたりまではしない。(児童館にそこまでの心配りを要求する方が無理だ。)

そこで更新マップが出きたときに、どういう工夫をしたかというと…それはまたのちほど。


  


  資金稼ぎというと手近なところでバザー…じゃない、フリーマケットだということになった。
しかし思いついたβさんには頭の痛い記憶があった。
西口公園ができてからβさんは、生活クラブのトモダチと、そこでフリマを年に1,2回企画した。
そこは駅に近く、敷地の半分が芝生の広場になっている。
当時は消防署の隣に仮設されていた市役所の出張所に、公園を担当する課があるというので、公園の使用許可というものを取りにはじめて行って、知った。
公園の使用は非営利目的の場合は無料である。
営利目的の場合は有料であると。

フリーマーケットは営利目的なのか非営利目的にあたるのかよくわからないと年配の男性職員さんは苦い顔をした。有料だと聞いてβさんも青くなったが、とりあえず有料の場合はいくらかと聞くとはっきり答えてくれない。どうも公園をそういう催しに使ってもらっては困るという口調が見て取れた。

あとで職員氏の心中を推測すると、こうではないかと思われる。
「開発が進む駅のすぐそばにできたばかりの西口公園をそういうコトに使われては、つまり悪い前例ができてしまった場合はどうしたらいいのか。このグループを許可すると、同じような催しに使いたいというグループが次から次に現れるのではなかろうか…不安」といったところか。

しかし営利目的というのは歌手とかを呼んでイベントをひらいて入場料を取るような場合をいうのではないかと解釈して、これはあくまでも不用品の交換が目的ですと言い張り
「都市公園内行為許可申請書」と「 都市公園使用料減免申請書」を提出した。
つまり公園の一部を無料で使用する許可をいただいた。

そしてチラシにはもちろんリサイクル・フリーマーケット」といれた。(リサイクルの文字をバンと大きく)

付記(00,6,12)
「東村山市の公園等でも定期的にフリマが開かれているので、東久留米でも出来ないわけがない」
というのがβさんの根拠だった。のちに、清瀬市の育児サークルの人が、自分の市内の公園で幼児服の不用品のフリマを行いたいと、市に申請にいったが、却下されたそうだ。

「清瀬市は遅れている!児童館もない!」と彼女は憤慨している。


育児マップの会が西口公園でフリマを行った時のトラブルは、公園の敷地の半分の
芝生の広場以外の場所、つまり、砂場や滑り台のそばに店を広げるグループが
少なからずあったこと。

子どもを遊ばせにきたよこでモノを売られつのは迷惑千万である親もいるのは至極当然な話であるが、「公園は物を売るところじゃない.やめてほしい」という苦情の電話が市に寄せられたと、市の公園管理課の方からマップの会の当時の代表に電話がきたと聞いて、一同青くなった。

主催者であるマップの会のほうに直接電話してほしかった。

市へクレームがいくと、公園使用の許可がおりなくなる可能性が出てくるので焦る。
「次のフリマはいつですか」 という電話も市に寄せられたという。(ほっ)

最初のフリマの頃は、遊具の方にも店を広げざるをえないほど盛況で、出店者数も買いにくる人も多かった。
95年ごろ、できたての西口公園ではじめてフリマを開いたβさんには、「平日の午前11時〜12時にくるヒトなんているのか」と期待薄だったところへ思いがけず盛況だったので驚いたそうだ。

現在の西口公園のフリマは以前ほど”大賑わい”ではない。最初の頃のようにバッタ屋さんらしい出店者もいない。
最初、盛況すぎたのは、それまでは東久留米の西には滝山の西部地域センター前広場があり、フリマの定番場所だったが、市の東にはフリマをひらける場所がなかったので、フリマに出したいと思っていた人が多かったのではないか。

 やがて、市役所の新庁舎が完成し、市役所前広場(市民プラザ)で「青空市民の会」が第3日曜日にフリマを催すようになり(ほかのグループが別の日に催すフリマもある)、北口商店街でもフリマを行うようになったので、出店者が分散されたのだろう。

 西口公園のフリマは出店するのも買いに来るのも子連れ主婦が多い。落ちついた恒例の行事になっている。