おちゃらけコミック
- 育児マップの会がCAPを企画するまで -
CAPが公教育の場(小学校)で実施されるには、二つの場合がある
その1 1)教育委員会が公教育の場にCAPを取りいれることを決める。 2)市(自治体)がそのための予算を組み、 3)市議会がその為の予算を市の財政から出すことを承認する (これが一番望ましい形であるのは言うまでもない) |
市の教育委員会に直訴したり、東京都東久留米市の市議会に 陳情や請願を出すという訴え方もある。 が、悲しいかな、東久留米市の市議会に「市立小学校でCAPを」という請願や陳情を出した場合の 可能性としては、「趣旨採択」に落ちつきそうな気配がする。 (あくまでものびハハのこれまでの経験に基づく予測)(これについては項を改める) 趣旨採択とは、簡単に言えば「請願に対して趣旨は理解するが市の政策として実行する気はない。 実行はできない。」つまり「そのための予算までは出せない」という結論のことをいう。 (これ以外には「採択」「不採択」「継続審議(次の市議会へもちこし)」がある) 「一般の人にまだCAPは浸透していないだろうから時期尚早.理解を得にくい」 あるいは「ほかにも子どもを守るための施策はされている(「かけこみハウス」など )ので、十分」 という理由づけが予測される。東久留米市は財政難。 |
その2 PTAが主催で行う。 |
ネックになるのは金と人。 受講させたい子の親が講習料を払うとなると、希望者だけのワークショップ受講に限られる。 それ以前に、PTAが企画して主催するのは、PTA役員の間にまとまりとCAPに対する理解が なければ難しい。PTA委員のなかには「好きで委員になったわけではない」という「やらされ感」を 引きずったまま1年を送る人もいる。既存のPTAの委員会の人にあたってみて感触が悪いと思ったら とっとと諦め、身近な人にダメもとで端から声かけしていき「一本釣り」を試みよう。 CAPに関心のある「有志」の保護者が最低3人集まることができれば、展望はある。 「こういうことは誰かがやってくれるはずだ」と思うかぎり、誰もやらないものです |
育児マップの主要メンバーは、CAPに対する理解が早かった (備考) 着衣(ちゃくい)水泳というのはやはりアメリカから入ってきたもので(公教育で実施してるところは まだ多くない)、水難事故にあうのは水着を着ている時に限らないという状況から、服や靴を身につけ たまま水に入る実践を通して、服が水を吸っていかに重くなるかを体感したり、水の中であわてずに 着ているものを脱いだりする練習をすること。プールの水が汚れるので、夏の水泳授業の最終日に 実施したりする学校もある。 一度でも身体を通した体験をしてみることにより、いざというときに対する自信をつける シュミレーションという意味では、CAPも同じといえるだろう。 (閑話) 「どこそこのスーパーのトイレで男子が同級生に金を脅し取られたそうだけど,なんで大声で叫んで 助けを求めなかったのかしら」という話題があったが、CAPでは「特別な叫び声」の練習をする。 もちろん、実際の場面で声が出るとは限らないし、不幸にして子どもが被害にあった場合、親がその 子に「CAPを受講したのになぜ」とだけは言ってほしくはないと、親への講座のなかで説明されている CAPは予防教育プログラムです |
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CAPを広く知ってもらう、すなわち将来的には市内の市立小学校の場で実施されることを目的として
育児マップのメンバーで市民自主企画講座を利用してCAPワークショップを企画してみることになった。
そして98年6月に東久留米ではじめてのCAPワークショップを 育児マップの会が企画して公民館主催で実施できた。 この時見学にされた方たちのうちの第十小のPTAの有志の方々が 99年に有志で実行委員会をつくり、第十小の一部の学年で、 (希望者のみの受講)CAPワークショップを実施する運びとなった。 やったね! |